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NuGEN Technologies社買収によりTecanは広範なゲノム戦略を加速

2018年8月16日

  • 米国NuGENの買収は、Tecanが提供する専用ソリューションを次世代シークエンシング(NGS)試薬の新たな市場セグメントに拡大し、総経常収益を増加
  • NuGENは、ゲノム研究で最も急成長している分野に対する革新的なNGSキットとゲノムサンプル調製試薬を提供
  • NuGENはTecanのライフサイエンス事業の一員として、Tecan社のグローバル展開とNGSサンプル調製オートメーションプラットフォームにおける強固な地位を活用
  • 買収対価はNuGENの2018年度売上予測の約4倍に相当する5450万ドル(5410万スイスフラン)を検討
  • Tecanは2023年までにNuGENの売り上げを3倍にする見込み
  • NuGENや新しいワークステーションを含め、広範なゲノム戦略の実行により、2023年までに期待される総売上高は7500万スイスフラン以上
  • 取引締結は数週間以内の見込み

2018年8月16日 スイス、メンネドルフ—Tecan Group(スイス証券取引所: TECN)は、米国のNuGEN Technologies社の買収を発表しました。Tecanの専用ソリューションを次世代シークエンシング(NGS)試薬の新市場に拡大し、Tecanの総経常利益を増加させます。NuGENは、ゲノム分野で最も成長が著しい分野に対する革新的なNGSキットやゲノムサンプル調製ソリューションのリーディングプロバイダーとして、ライフサイエンス研究や応用分野の市場に貢献しています。NuGENは、Tecan社のライフサイエンス事業の一環として、グローバルなプレゼンス、顧客基盤、NGSサンプル調製に最適化された自動化プラットフォームで市場に貢献する強固な地位を享受します。

買収対価5450万米ドル(5,410万スイスフラン)は現金で全額支払われますが、その金額はNuGEN 社の2018年度売上予測の約4倍に相当します。Tecanは、グローバルなプレゼンスを活かし、主要地域での販売力を拡大することで、今後5年間でNuGENの売上高を3倍にすることを見込んでいます。NuGENや既に開発中の新しい専用ワークステーションなど、この取引で可能になった広範なゲノム戦略の迅速な実行に加え、Tecanは2023年までにこのイニシアチブを通じて7500万スイスフラン以上の年間売上高を達成する予定です。現時点ではやや損失を出していますが、Tecanは、この取引が2022年の取引関連償却前の1株当たり利益(EPS)に増加すると予想しています。取引締結は数週間以内の見込みです。
この買収が2018年の財務実績に与える影響は、2018年上半期の財務実績についての別のプレスリリースで本日発表されました。

CEOのDavid Martyrは次のようにコメントしました。「NuGENの革新的なNGSキットとゲノムサンプル調製ソリューションは、ゲノムアプリケーションにおいて業界をリードするTecanの自動化ワークステーションと非常にうまく合致します。この買収により、当社は広範なゲノム戦略を加速し、さらなる経常収益の拡大を図っていきます。ライフサイエンス分野で最も急成長している市場分野の中で、ソリューションの提供をさらに強化することで、今後数年間でTecanの市場平均成長率を向上させることができます。NuGENはNGS試薬の優れた研究拠点となります。Tecanに新しい同僚を迎え入ることができるのは喜ばしいことです。」

NuGENの最高経営責任者(CEO)で、TecanのNGS試薬事業の副社長兼ゼネラルマネージャーに就任予定のNitin Sooは、次のように述べました。「Tecanとの提携により、市場をリードするNGSライブラリー調製技術と、Tecanの自動化と検出のコアコンピタンスとを組み合わせて、お客様に完全なソリューションを提供することができるのは、とてもエキサイティングです。Tecan社の世界的な基盤と機能の深さは、当社の革新的なパイプラインを加速し、お客様と従業員に利益をもたらします。」

NGSサンプル調製試薬のリーディングプロバイダー

NuGENは、各々の組織全体、保存および調製された組織サンプル(FFPE、ホルマリン固定パラフィン包埋)、シングルセル、および血液サンプルなどの液状生検由来のRNAおよびDNAといった広範なサンプルに対する革新的なNGSサンプル調製キットやマイクロアレイサンプル調製キットを提供しています。NuGENのイノベーションの一つとして、NuQuantライブラリーシステムを用いたCelero™DNA-Seqが新たに開発されました。DNAシーケンシングにおけるライブラリー調製を行う際に定量化を統合させることで、簡略化されたライブラリー調製ワークフローを研究者に提供します。
NGS技術は、現在、得られた遺伝情報の豊富さに起因して、癌研究のようなライフサイエンス分野の研究を変革しつつあります。

NGSワークフローは、複数の複雑なステップで構成され、実際のシークエンサーにサンプルをロードする前に行う必要があるものもあります。配列決定に先立つ最も重要なステップは、いわゆるライブラリー調製になります。ライブラリー調製では、多くのサンプルを並行して処理し、その正しい性能が、それぞれのサンプルで解析された配列と既知のDNA配列とを再度一致させる際に重要となります。調製されたライブラリーの品質は、配列決定プロセス、データの再現性および有用性に重大な影響を与え、それによって最終的に全体的なデータの品質に影響を与えます。多数のサンプルが処理されるため、ライブラリーの調製は実際には配列決定工程よりも費用がかかることがあります。

ライブラリー調製の市場は10%を上回る割合で拡大しており、推定規模は10億ドル以上であり、全体で約60億ドルのシークエンシング市場の大きなシェアを占めています。
NGS全体のコストは下がりつつあり、このテクノロジーはより手頃で広く利用しやすいものとなっています。NGSの利用とサンプル数の増加は、特にゲノム分野におけるTecanの強みであるオートメーションの必要性を高めています。自動化により、ラボはスループットを向上させ、不必要な手動操作とエラーの原因を取り除くことができます。NuGENの製品は自動化に適しており、1サンプルあたりの時間とコストを削減するように設計された迅速で簡単なワークフローを提供します。NuGENとの提携により、Tecanは、オートメーションの専門知識と、ゲノム機器の市場におけるリーディングポジションを活用して、専用ワークステーション、消耗品およびNGS試薬を含むNGSライブラリー作成のための完全なソリューションを提供することができます。Tecanは、世界的なプレゼンスにより、北米、欧州でのプレゼンスの拡大と中国における販売力の拡大を図り、ビジネスを拡大する機会を見出しています。

2000年に設立されたNuGENは、米国カリフォルニア州シリコンバレーのバイオテクノロジーの中軸をなしており、70人以上の従業員を抱えています。

詳しい情報はNuGENウェブページをご覧ください
www.nugen.com

この記事はTecan(本社 スイス)が、2018年8月16日に発表したプレスリリースをテカンジャパンが日本語に翻訳したものです。 翻訳文の表現等に疑義が生じた場合は、原文 こちらをご参照ください。

Tecan(テカン)(www.tecan.com)はライフサイエンス産業におけるリーディングカンパニーです。創薬、ゲノム、プロテオーム、法医学、臨床診断の分野において、開発、製造・販売を通じ常に自動化ワークフローなど革新的なソリューションを、主要製薬会社、バイオ関連企業、大学研究機関、法医学機関、臨床検査センターなどのユーザー様へ提供しています。Tecanはまた、OEMメーカーとして、OEM機器やコンポーネントを開発・製造、販売を行っています。
1980年にスイスで創業、北米・ヨーロッパに製造および研究開発施設を設け、現在では世界52カ国に販売サービスネットワークを広げております。 2017年度の売上高は5億4800万スイスフラン (USD 5億6000万; EUR 4億9400万)を達成しました。 スイス証券取引所にTecan Groupとして株式上場しております。(TK:TECN/Reuters:TECZn.S/Valor:12100191)

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